Illustrator【1】ビットマップ画像とベクトル画像

1日1ステップでベジェ曲線を攻略しよう!

ご覧くださりありがとうございます。

ここはAdobe Illustratorのペンツールを使ったベジェ曲線の描き方を学ぶ講座です。

これからIllustratorをはじめる方、ペンツールの描画に苦戦している方にも無理なく理解していただけるように、23回のステップで学ぶ構成にしています。

ペンツールはIllustratorだけでなく、PhotoshopやInDesign、Premiere Proにもあります。マスターすればいろいろな場面で活用できるので、覚えて損はありません。


 ビットマップ画像とベクトル画像

コンピュータグラフィックの2D画像には、ビットマップ形式とベクトル形式があり、Illustratorはベクトル形式の画像の作成に特化したソフトウェアです。

コンピュータグラフィックはイメージを文字や数字に置き換えてデータに記録します。ビットマップとベクトルの違いは伝言ゲームに例えてみるとわかりやすいかもしれません。A君が絵を描き、離れた場所にいるB君に同じ絵を描いてもらいます。伝達方法は音声だけです。

ビットマップで作る画像は、2人でマス目の数が同じ方眼紙と同じ色鉛筆を用意します。A君はマス目に色を塗って絵を描いたら、端から順番に塗りつぶした色を伝えれば、B君も同じイメージを描くことができます。


この方法はマスの数を増やせば大きくて複雑な絵を描くことができます。しかし、マスの数が増えると相手に伝えるのに時間がかかります。これはピクセル数が多くなるとファイルサイズが大きくなるビットマップ形式の特徴と同じです。

ベクトルで作る画像は、2人で同じサイズの用紙、同じ色鉛筆、定規を用意してA君が絵を描きます。B君には、直線の端と端の座標を伝えて定規でつないでもらいます。すべての直線をつないだら、内側を同じ色で塗りつぶしてもらいます。マス目を塗りつぶした絵より線がシャープできれいですね。
用紙を大きくしても座標の数値を変えるだけなので説明する量も変わらず、画質も変わらないのがベクトル画像の特徴です。
ベクトルイメージを描くペンツールは、線(輪郭)を描くのではなく、点(座標)を設定するツールであることを認識しておきましょう。




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